【EC運用効率化】多店舗展開でパンク寸前？「AI」と「OMS」の使い分けが成功の鍵！
- 野島 拓也
- 6 日前
- 読了時間: 5分
はじめに：販路拡大のジレンマ、抱えていませんか？
「売上を伸ばすために、Amazonだけでなく楽天やYahoo!ショッピングにも出店したい」 「最近話題のLINEギフトも始めたい」
EC事業者の皆様なら、誰もが一度は考える「販路拡大」。しかし、いざ複数の店舗を運営し始めると、現場は途端に悲鳴を上げ始めます。
• 在庫が合わず、売り越しキャンセルが発生してしまった。
• 商品ページの修正を全モール分やるだけで1日が終わる。
• 各管理画面を行き来して受注処理をするのが大変すぎる。
売上を上げるための施策が、皮肉にも運用の手間を増やし、ミスや長時間労働の原因になってしまう。 これが「販路拡大のジレンマ」です。
本記事では、里山マーケティング事務所がリサーチした結果をもとに、この状況を打開する「EC運用の効率化」の正解について解説します。
1. EC業務の「中」と「外」を分けて考える
効率化を考える際、まず整理すべきなのが業務の種類の違いです。 実は、EC業務には「AIなどの進化で楽になっている部分」と「依然として大変な部分」が明確に分かれています。
① EC・モール内の業務（AIが活躍）
最近のECプラットフォームやモール機能の進化は目覚ましいものがあります。 例えば、以下のようなクリエイティブな作業については、AIの実装がどんどん進んでいます。
• ちょっとデザインを直したい時
• 商品写真を明るく補正したい時
• 魅力的な商品説明文を書きたい時
これらは各プラットフォーム内で完結する作業であり、AIアシスタント機能などを使えば劇的に効率化できるようになっています。
② EC・モールの「外」の業務（ここがボトルネック！）
問題は、プラットフォームをまたぐ業務、つまりECやモールの「外」にある業務です。
• 「商品をまとめて全店舗に一括登録したい」
• 「受注処理を各システムの管理画面でバラバラにやるのは大変」
• 「発送（フルフィルメント）や在庫管理を全システム共通でやりたい」
こうした「複数の場所をつなぐ作業」は、個々のモールのAI機能では解決できません。 販路を広げれば広げるほど、この「外」の業務が重くのしかかってくるのです。
2. 解決策は「EC統合運用ツール（OMS）」の導入
この「外」の業務課題を解決してくれるのが、「EC統合運用ツール」（略してOMS : Order Management System）です。
OMSとは、各モールの管理画面に入らなくても、一つの画面で「在庫」「受注」「商品」を一元管理できるシステムのこと。まさに、EC運用の司令塔となるツールです。
しかし、一言でOMSと言っても、世の中には数多くのツールが存在します。 里山マーケティング事務所で調査したところ、ツールは大きく「国内向け」と「海外向け」に分かれます。
ここで正直な現実をお伝えすると、「全ての機能が完璧に統合されていて、かつ安価なもの」は、まだ世の中には存在しません。 また、どの運用工程（在庫連携だけしたいのか、商品登録までしたいのか）を統合したいかによって、選ぶべき最適化ツールは変わってきます。
そのため、「自社が一番楽にしたい作業は何か？」という優先順位を持ってツールを選ぶ必要があります。
3. 失敗しないツールの選び方とおすすめ
では、具体的にどのツールを選べば良いのでしょうか？ 今回、主要な安価なツールを比較検討してみました。特に現場の担当者様からニーズの高い以下の2点を軸に評価しました。
1. 商品一括登録機能はあるか？（実は、これに対応しているOMSは意外と少ないのです）
2. LINEギフトに対応しているか？（昨今、問い合わせが急増している販路です）
その比較結果をまとめたのが以下の表です。
この表からわかるように、「商品一括登録」に対応しているOMSはあまり多くなく、ここでかなり選択肢が狭まります。 さらに、今注目の「LINEギフト」への対応まで含めると、実は選択肢はほぼ一つに絞られます。
里山マーケティング事務所としての結論は、今、中小事業者が選ぶなら、「GoQ System（ごくーシステム）」です。
多くのOMSが「在庫連動」や「受注管理」には対応していても、「商品ページの一括作成・登録」までカバーしている安価なツールは希少です。 GoQ Systemはこの一括登録に強みを持っています。
さらに、ギフト需要で急成長している「LINEギフト」に対応している点も見逃せません。
• 年間の売上が数億円規模まで
• 多店舗展開で商品登録の手間を減らしたい
• LINEギフトなど新しい販路にも挑戦したい
このようなフェーズにあるEC事業者様であれば、GoQ Systemのようなシステムを導入することで、バックヤード業務を劇的に効率化し、売上アップのための「販路拡大」に専念できる体制が整うでしょう。
まとめ：効率化投資が売上の壁を突破する
EC運用は、売上が伸びるほど作業量が増えるビジネスモデルです。
「気合と根性」で乗り切れるのは最初のうちだけ。スタッフが疲弊してしまう前に、「AIに任せる部分」と「OMSで自動化する部分」をしっかりと見極め、適切なツールを導入することが重要です。
特に「商品登録」と「多店舗連携」にお悩みの方は、今回ご紹介した視点でツールの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
「記事は読みましたが、自社に最適なツールが判断できません」
「今の年商規模で導入すべきか迷っています」という方は、ぜひ里山マーケティング事務所の「45分無料相談」をご活用ください。
EC運用の課題は各社様々です。御社の現状をヒアリングし、今回ご紹介したツールが本当に最適か、あるいは別の解決策があるか、プロの視点でアドバイスいたします。
まずは現状の整理から始めてみませんか？
コメント